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ホームページ制作

レンタルサーバーは、サーバー会社と直接契約すべし

最近、かなりお問い合わせが増えてきたのが、レンタルサーバーの契約についてです。(レンタルサーバーとは、ホームページを公開するためのスペース、場所のようなものです。)

ホームページ制作時に、レンタルサーバーをホームページ制作会社にお任せにすると、ホームページ制作会社がレンタルサーバーを代行で申し込みホームページを公開します。または制作会社のサーバー内にホームページが公開されるようになります。

この方法のデメリットは2点あります。相談を受けるのもこの2点になります。

1). 月額費用が高くなってしまう

ホームページ制作会社がレンタルサーバーを代行するため、その代行分の月額費用がかかってしまいます。例えば、月額500円の標準的なサーバーでも、月額2,000円をホームページ制作会社に払うようになってしまいます。

これはもったいないですね。

この月額費用はホームページ制作会社の大きな収益源になっているもので、同業者の方とパーティー(セミナー?親睦会?)みたいな場所でたまーに話すことがありますが、「制作を1回きりではなく、月額費用をもらうシステムにしたら会社の売り上げが安定してよくなった。」と言っている方を複数名から聞いた事があります。「あんたもそうしなよ」とアドバイスをされたこともあります(笑)。

また、ホームページ制作会社が代行していても、何も仕事はしていません。サーバーの管理は、レンタルサーバー会社が行っている為です。単に申し込みを代行するだけです。

要は、ホームページ制作会社の都合ということになりますね。

2). ホームページ制作会社はかなりの確率で倒産する

会社の倒産はホームページ制作会社には限らないのですが、ホームページ制作会社のほとんどは中小零細企業です。中小企業は10年続く確率は10%もないため、倒産する確率のほうが非常に大きいのです。

倒産されてしまうと、ホームページ制作会社と連絡が取れなくなってしまい、ホームページが消えてしまいます。こうなったら最悪です。

また、倒産前にホームページの管理会社を変更しようとしても、ホームページの所有権がホームページ制作会社にあるため、それが出来なく、そのまま使うか、ホームページを消されてしまうかのどちらかの選択しかなくなってしまいます。

 

以上の2点がございますため、私はレンタルサーバーとドメイン(~.comのようなもの)はお客様がサーバー会社と直接契約すべきだと考えています。ワタナベウェブはそのようにしています。そうしないと、ホームページがお客様のものにならないのです。せっかく作った所有権がホームページ制作会社にあるようになってしまいます。

お客様がサーバー会社と直接契約して頂いているのは、私はお客様のためにならないことはしたくないからです。また私の事業があと10年、20年も安泰で続くと確信するほど自信満々ではないですし(笑)。それがあるんですよ。独立してからずっと「ホームページ制作で生きて行けなくなったら次は何しようか」を何度も考えるほど私は将来を悲観しています。

*レンタルサーバーの申し込みはどうやったらいいの?

もちろん、申し込み方法などは制作時にご連絡いたしまして、サーバーの設定、メールアドレスの設定などもサービスとして設定していますので、このあたりが分からなくても大丈夫です。ホームページを公開して、メールアドレスが使えるところまで設定いたします。

この記事が多くの方に読んでいただけるなら書いてよかったなと思います。最近本当にこの件のお問い合わせが増えているんですよね。